ザゼンソウ

座禅草 ザゼンソウ

ザゼンソウを見つけるのは意外と難しく、尾瀬でもなかなか出会う機会が多くありません。 ミズバショウと違いザゼンソウの数は少なく、さらに開花時期は雪の多い時期と重なるため気軽には訪れにくいのが理由です。

ザゼンソウは自ら発熱して雪を溶かし、尾瀬の湿原に春一番に姿を見せる植物です。 花の時期も意外と短いため、注意しないとすぐに見られなくなってしまいます。尾瀬では例年5月中旬5月下旬が見頃です。

観察ポイントとしては、下田代の六兵衛堀の木道の間がオススメです。 もっと手軽に鑑賞するなら、角力取田代(御池ロッジ裏)の湿原でも見ることができます。だいたい決まった場所でしか見られません。

なかなか見つからないザゼンソウですので、尾瀬で出会えたらそれだけで嬉しいこと間違いなし。 二枚目の写真のように木道の下に隠れて咲いていることもあります。見つけた際には、ぜひ勇気を出して香りも確かめてみてください。
漢字表記
座禅草
分類
サトイモ科  ザゼンソウ属
開花時期
5月中旬~5月下旬
花言葉
沈黙の愛
大きさ
5cm~15cm
5月6月7月 8月9月10月

知識

強い臭い
ザゼンソウは英語で『スカンクキャベツ』。名前からしてなかなか強烈です。 臭いでハエなど呼び寄せ、受粉するのに使っています。
発熱する
自ら発熱し雪を溶かし、尾瀬で一番最初に花をつけ虫を独占します。 発熱の仕組みはまだよくわかっていないそうです。ホッカイロに応用できるかも。
呪術に使用
北米先住民は、ザゼンソウを薬草にしたりお守りにしたそうです。 臭くて有毒なのに薬草。毒と薬は紙一重ですね。飲みたくはないなー。
別名ダルマソウ
達磨大師が座禅しているように見えるところが名前の由来です。

同じ時期に見られる花々

ミズバショウ
ヒメイチゲ

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